【Call of Duty WW2】 オープンベータ プレイレビュー

<舞台は再び第二次世界大戦へ>

今作タイトルにあるWW2は「ワールドウォー2」の略です。その名の通り、舞台は再び第二次世界大戦となりました。シリーズ発売当初、三作までは第二次世界大戦がテーマだったCoD。公式HPにも記載がありますが、今回のタイトルを「原点回帰」と銘打つのは間違いでないでしょう。

ちなみにこのCall of Dutyシリーズ、家庭用ゲーム機向けに発売されたものだけでも10作以上リリースされており、歴史の長さを感じます。扱うテーマは第二次世界大戦から現代戦争に、そして第三次世界大戦、近未来戦争と過去から未来へ変遷し、前作CoD:IWではワープ技術が当たり前の遠い未来、起こるかもしれない宇宙戦争が主題です。

そして舞台が変わるたび、マルチプレイの内容も変わっていきました。これまでのSF世界から一転、大きく方向転換したWW2ですが、8/26~8/29、9/2~9/5の二回の期間に分けて、マルチプレイヤーのオープンベータが行われました。この機、逃さでおくべきか!ちゃちゃっとクレジットカードで100円を払って早速ゲェ天メンバーでプレイしてみました。

<あらゆる点が「わかりやすい」FPSに戻った>

まずCoD:MWをこよなく愛していたプレイヤー達には「買い」だと胸を張って言えます。それはこのWW2が「わかりやすいFPS」に戻っているからです。

何がわかりやすいのかを説明すると、まずキルストリークの数が減少し厳選されたことで対策が練りやすくなりました。さらにこれまであったパークは「師団」と呼ばれるクラスに固定化され、プレイヤーが細かくカスタマイズできるのは武器のアタッチメントだけで、カスタムがシンプルになりました。これにより破綻の少ないゲームバランスに仕上がっています。そしてジェットパックやウォールランといったSF要素がすべて撤廃され「敵の予想出現位置」がわかりやすくなりました。これは筆者が特にわかりやすくなった(正確には元に戻った)と考える大きな要素です。前作IWのスクリーンショットを使って解説します。場面はマッチ開始直後、マップの中央ラインを過ぎ、すでに敵陣地側に足を踏み入れている状況です。

▲画像の赤色部分がIWにおける敵がでてくるであろう出現予想範囲です。ブーストジャンプが使えるので範囲が広いですね。あらゆる出現方法を想定する必要があります。

▲この画像をWW2に置き換えると敵の出現位置は緑部分程に絞られます。当然ですが第二次世界大戦にジェットパックは発明されていないため、敵も自分も高いジャンプができないからです。

予想出現範囲が狭まるということはそれだけ集中力を1点に絞ることができ、反応に自信がないプレイヤーでも経験による「予測」が容易となります。これはMW~BO2までのCoDの特徴で、今もなお一部のCoDファンに過去作が愛される理由の一つでしょう。

以上がWW2の何がわかりやすくなり、元に戻ったかの解説でした。そしておそらくここまで読んでくれた読者は一つの疑問が思い浮かんだと思います。「それ結局なんも変わってなくね?」という疑問です。個人的な結論ですがその通り、本作の根幹はMWと比較すると何も変わってないです。

<何が違うねんWW2>

WW2のマルチプレイヤーにおいてこれまでのシリーズとの大きな違いはパークの固定化とストーリー性を感じる大規模人数対戦ルール「war」が追加されたことでしょう。

パークが固定化されたことでどのCoD作品でも忌み嫌われるゴーストサプレッサー通称「ゴーサプ」などが出来なくなっています。UAVを無効化するゴースト効果を持つのは師団「山岳」ですが、この師団はサプレッサーを装備することはできません。サプレッサーを使用できるのは師団「空挺」のみで、理不尽を感じにくくなっています。ゲームバランスには特に気を使っているのかベータ期間中にも頻繁にアップデートが行われ、テスト開始直後猛威を振るった焼夷弾ショットガンはすぐに下方調整されました。

warルールについては他作品オーバーウォッチのペイロードルールをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。二チームが攻守に別れ、攻撃側が目的地まで進軍できたら攻撃側の勝ち、それを阻止したら防衛側の勝ちとというルールです。所々光る臨場感ある演出は自分が本当に戦場にいるかのような迫力があり、個人技主義のCoDで連携が重視されるルールをメインの一つに据え置くのは新たな試みと言えるでしょう。

▲シリーズ恒例のマッチ終了後のハイライト。これまでは最終キルを行ったプレイヤーの映像でしたが、WW2ではその対戦中で最も活躍したプレイヤーの映像に変更となりました。

そして根本的な部分がほとんどMWと変わっていないのは「敢えて」であるのは明白です。筆者がそう言い切る理由としてCoDファンはAW(Advanced Warfare)という作品が発売されてから自在な動きを駆使して相手を倒す空中戦闘派と現実味のある戦場で地に足をつけて戦う地上戦闘派二分化してしまった背景があるからだと考えます。

<原点回帰の思惑>

Call of dutyシリーズは現在販売元をアクティビジョンとし、その傘下である3社のゲームスタジオがCoDシリーズを開発しています。1社目は「インフィニティワード」今やミシックなMWを生み出したメーカーです。2社目は「トライアーチ」BOシリーズを手掛けるメーカーです。そして三社目が「スレッジハンマーゲームズ」です。ここはCoDの方向転換ともいえるAWを生み出したメーカーです。

これら三社が合同で交代しながら開発することでAAAタイトルを脅威の1年サイクルという短期間でリリースし続けることができるそうです。CoDシリーズはMWリリースの後、25連続キルしたら勝てるというぶっ飛んだストリークの追加、架空の武器・兵器、マップの破壊ギミックなどの追加要素を常に新作に盛り込みますが、1年という短いスパンで次々発売されるCoDシリーズにプレイヤーからは徐々にマンネリの声があがるようになりました。

長い期間、根幹であるMWのゲーム性を変えずにいたからです。そんな中発売されたのがスレッジハンマーゲームズが開発したAWです。AWはニーロブロムカンプリスペクトな「Exoスーツ」が造られた近未来世界が舞台で、マルチプレイでは「ブーストジャンプ」と「スラスター」が新要素として追加されました。新要素は今までのCoDにはなかった新しい戦術・攻防・駆け引きを次々に生み出しました。こうしてCoDシリーズは空中戦闘型CoDとして生まれ変わり、見事マンネリを打破したのです。

しかし、あまりに大幅な方向転換は一部から反感を買ってしまいます。純粋な撃ち合いを望むこれまで通りの地上戦闘型CoDを好むプレイヤーはAW、BO3、IWをもうプレイしていないのではないでしょうか。具体的なデータ等は持ち合わせていませんが、前作IWをMWのリマスター版を同封して販売したことはプレイヤーが二分化してしまっていることの証明であると筆者は考えます。元は同じゲームが好きだったにもかかわらずファンの間で大きな溝が生まれてしまっているCoDシリーズ。そんな最中発表された今回のWW2の原点回帰は一度リセットして皆で純粋なCoDを楽しんでほしという開発元からのメッセージが含まれているのかもしれません。

<総評>

複数のパターンを仮定して評価します。

本作をFPSデビュー作にしようと考えている方 オススメ度 2★★☆☆☆

COOPのあるdestiny2の方がオススメです。ただマルチ対戦が過疎る恐れが無いので星2です。カジュアルに戦えるのもCoDの良い所。

第二次世界大戦を体験をしたい方 オススメ度 5★★★★★

CoDの魅力はキャンペーンも含めます。今回のオープンベータではほとんど情報がありませんでしたが、ここ数年のCoDシリーズを見る限り、期待しておいて間違いはないでしょう。さらに操作の快適さ、臨場感あるグラフィックは買って損なし。新モードのwarも共闘感がこれまでのCoDよりも濃く、まるで戦争映画に入り込んだような錯覚を得ます。個人的にはBFシリーズ等に比べてマッチ開始即接敵といった特有のスピード感が好きです。

ガチ対戦したい方 オススメ度 3★★★☆☆

パーク固定化とカスタム出来ることが前作から減ったことでブラッシュアップされバランスが取れているように思えます。R6Sのような壁に穴を開けたりするような戦略性こそありませんが、基本的にマップ上に存在する建物は低いものが多いのでグレ研などは捗るかも?ガンガン走ってバンバン撃ち合うのが好きな人は是非。

CoDの空中戦闘がたまらなく好きな方 オススメ度 0☆☆☆☆☆

BO3とIWを交互にプレイするのがオススメです。CoDには各過去作品ごとに根強いファンが残っているのでマッチングに不安はさほどありません。ほんとにどっちも飽きたら「タイタンフォール2」というソフトが発売されています。悲しいかなこのWW2では空中戦闘でしかできない1対1のプレイヤー同士のスピーディな読み合いや、相手の裏をかいて競り勝った時の快感は完全に削除されました。

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。高いレベルでまとまっているゲームですのでCoD初プレイが空中戦闘型だったという方も機会があれば触っていただきたいですね。

めがまん

ゲェム天国公式キャラクターデザインを担当
洋ゲーのSFアーマーだとかロボが大好き

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