【コラム】FPSにボイスチャットって必要なの?

めがまんです。

今回の記事タイトルについてですが、いります。勝つためにボイスチャットは「必須」であると私の答えはでています。理由は明白で、FPSにおいて自分の視界外の情報を報告という形で聞き知るということがどれだけ重要かはわざわざ説明する必要もないでしょう。

ではなぜ答えがでていることに関して今回、記事を起こしてまで追求するのか。その理由はとある出来事がキッカケでした。

FPSの大会でVCなしのチームが優勝したらしい

いつも通りあへあへ言いながらニコニコ生放送で配信をしていたある日、そんな内容のコメントを受け取りました。何を言っているのかあまり理解できず、聞いてみると私が大好きなFPS、HALO5 gurdiansの非公式大会で優勝したチームがなんとボイスチャット未使用だったとのこと。そしてそのチームの中にどうやら私の知人がいるらしい。これが事実なら常識を覆す事件だと思い、ゲームライターらしく取材と調査(ごっこ)を試みました。

HALO Japan Unofficial Championshipという大会


▲大会公式ページ…https://haloclanplatform.jimdo.com/

このHJUCは今回2回目の開催で、絶滅危惧種な国内のHALOプレイヤー達が集い、運営し、己の実力を試し合うHALO好きによるHALO好きのための大会とのこと。
感心したのは実力がなるべく拮抗するよう、一度審査を行ってから選手を3クラスに分けているところです。初級~中級者は「メイジャー杯」、中級~上級者は「ジェネラル杯」、上位ランカー含め全プレイヤーが参加可能な「レジェンド杯」と3つのトーナメントに分かれていて、参加した選手全員に大会を楽しんでほしいという心遣いを感じます。

そして今回この三クラスの内ジェネラル杯に優勝したのがチーム名「最強の親子」です。この中の一人「buckwheat173」さんは確かに私の知り合いでした。彼は定期的に私の配信に来てはコメントを残して盛り上げたり荒らしてくれる最高で最低な方ですが、何度かHALO5を一緒にプレイした仲だったので、気軽に話を聞くことができました。以下はtwitterのDMのやりとりをまとめたものです。


▲大会運営twitterの優勝発表ツイート

Q1…大会優勝のお気持ちをどうぞ。

大会当日初対面の即席チームで優勝ってなかなか面白いことを成し遂げることができて嬉しいのと少し誇らしい気持ちです。

Q2…優勝したチームがVC無だったというのは本当?

本当です。試合前にメッセージで勝つための方針とか、作戦とかも一切話し合ったりせずに大会に臨みました。皆さんとても自由にプレイしてたんじゃないかなって思います。

Q3…組んだパーティは個人同士の混成チームだったの?

僕は個人でエントリー※1していて、yuu377さんも僕と同じようにソロでの参加でした。
HiderinkoさんとpeskyLisensce368さんはちょっと特殊で、二人は親子での参加だったみたいです。※2
でも親子で試合中や休憩中に交流したりはせず、別々の部屋で何も話さずやってたらしくて実質全員個人同士って感じでした。
あと、大会前の練習も僕、yuuさん、親子の二人でそれぞれ別々に大会に向けて練習してたと思います。ぼくは大会まではひたすら野良のHCSプレイリストを遊んでて、yuuさんとも親子の二人とも大会当日まで一度も一緒に遊んだことはありませんでした。大会当日になってやっと四人揃ったような即席チームでしたね。
※1…HJUCではソロでのエントリーも認められていました
※2…チーム名「最強の親子」はここから取った

Q4…VC無は一般的に不利とされていますが、その点についてはどうお考えですか?

VC有り無しでハンデがあるのは確かです。でもラグの有り無しや実力の大きな差みたいな凶悪なハンデに比べたらそこまで大きなこととは思えません。
HALO5には「~~~で敵を発見!」みたいなコールアウト音声や、味方のタグが敵との接敵や敵に倒されたりで変化する仕様が発売当初からあって、実はそれをしっかり聴いたり見たりしていれば、戦況が自分の目の届かないところも見えたりします。
そうして把握できた状況を利用して味方の動きを考慮して動けば、自分から味方と連携しようとする動きができると考えているので、正直VC無しってのはそこまで不利じゃないと思ってます。
少なくとも自分はVCを一度も使ったことがありませんが、VCが無くて困ったことは一度もありません。
持論ですが、連携ができていないチームというのは全員が連携を意識しないことが問題であって、その中の一人がいくら努力しても他の三人が適当に動いていれば連携が生まれることはありません。※ 全員がVC無しだったとしても各々がチームを意識して動けば、VC有りのチーム相手でも十分に戦えます。僕たちのチームは全員が「連携」を意識したからこそ大会の強者たちと戦えたんだと思います。
※HALOは4対4の対戦がメインで、この大会も4対4だった

Q5…決勝試合中、特に意識したことはありますか?

決勝戦の3試合目、ストロングホールド※ で自チームが20点で相手チームが約90点でほぼ負け確定みたいな状況があったのですが、僕はその時「三点取りすれば勝てるんだ上等だろ」という狂気じみた戦略でひたすら拠点を奪い取り続けることを終始しました。すると、僕以外の人達も同じような狂気戦略に目覚めて、全員でガツガツと攻め込み続けた結果得点を稼いでギリギリで逆転勝利しました。
正直、大会全体を通してそこまで作戦等は考えていませんでしたが、このストロングホールドの試合だけは戦略を意識して動きました。
※HALOの対戦ルールの一つ。マップにある三つの拠点を多く長く時間制圧してたチームの勝ち

百聞は一見にしかず。twitchアーカイブの掲載許可をいただけたので是非見てほしい。ストロングホールドというルールには魔物が住んでいるのがよくわかります。

doping_panda_tvのライブビデオをwww.twitch.tvから視聴する
▲そのストロングホールドは動画24分ごろから。視聴中は逆転すると知っていても途中まで信じられませんでした。

対戦は「マニュアル化」できる?

私のFPSにおけるVCの必然性は冒頭に書いた通りで変わりません。ですが、今回の件はFPSの常識を覆す「革命」に近い出来事であると筆者は考えます。これといった作戦無く優勝したチーム「最強の親子」は奇跡そのものと言えます。
ですが、ふと思ったことがあります。それは「もしFPS戦術マニュアルのようなものがあればこのVC無しの奇跡は誰でも再現できるようになるのでは?」ということです。
皆様はバスケットボールにおける「ゾーンディフェンス」という戦術をご存じでしょうか。
おおざっぱに解説をすると5人全員が別の役割(場所)を担い、ある程度決められた動きをすることです。


▲様々なパターンがある。陣形といってもいい。

ゾーンディフェンスはあらかじめ一人一人が「自分はこう動く」と決めているため迷うことがありません。さらにチームの実力が均一化され、安定するというメリットがあります。
そしてチーム全員が誰が何をするのかを把握しているので常に連絡を取る必要がなくなります。つまりこれはFPSに置き換えるとボイスチャットが無くても戦えるということです。
プレイをある程度限定したゾーンディフェンスのような決められた戦術を記録していくことができれば、対戦のマニュアル化は可能であるといえます。さらにもしそのマニュアルがオープンにプレイヤーらで共有できた時、誰しもがボイスチャットが無くとも勝てる可能性すらあります。究極的にはボイスチャットは必要最低限のコールアウトのみの使用となり、より高度な戦いができるようになるでしょう。

本記事を書き終えて、まだまだFPSには新しい楽しみ方が残っていると再認識しました。既存の遊び方や常識に囚われず楽しんでいきたいですね。ちなみに優勝の報告を聞いた後、触発されてHALO5を一人で3戦プレイしましたが全敗しました。理想までの道のりはほど遠いですね…誰か早くFPS対戦マニュアル作ってください!

記事制作にご協力いただいた皆様方ありがとうございました!

最後に

HALO5 第二回 HJUC にご興味持たれた方はこちらをどうぞ!


▲同じ日に行われた初心者~中級者が参加する「メイジャーカップ」の全試合


▲中心者~上級者が参加する「ジェネラルカップ」の全試合

めがまん

ゲェム天国公式キャラクターデザインを担当
洋ゲーのSFアーマーだとかロボが大好き

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